今回は、他の国のビザの許可が下りず、オーストラリアの学生ビザを申請しようとする場合のお話です。
トランプ政権になってから、アメリカの学生ビザの許可が下りなかったという方が数名いらっしゃいました。しかし、留学をあきらめたくない人は沢山いると思います。
私は、オーストラリア専門のエージェントで仕事をしていたので他の国は、一度許可が下りなかった場合の方法はアドバイスできませんし、オーストラリアも年々ビザの申請方法が変わりますので、以前行った手続きが必要なのか又は足りなくなるのかこれは自己判断またはエージェントと相談してからお手続きをしてください。
アメリカの学生ビザが下りなかった経緯過去にアメリカへの入国が非常に多かったのが原因ではないかとお話されていました。アメリカの学生ビザは大使館へいき面接があります、その時に許可が下りない理由をわたされ再度その理由がクリアできれば、学生ビザの申請が可能といわれたようです。
しかし、この方の場合はアメリカではなく他の国今回はオーストラリアへの留学に変更され、エージェントに相談にこられました。実際は、いくつからエージェント巡りをしたけれども、軽く断られていらっしゃったみたいです。確かに、一度ほかの国で学生ビザの許可が下りていない場合、どのように対応していいのかわからないエージェントは多いのかなと思います。
オーストラリアの学生ビザの申請は今後詳しくお話をしますが手続きは下記の流れにそって行っていきます。
学生ビザ手続きの流れ
- 学校に申し込む
- 学校から入学許可書請求書が届きます。
- 学費を支払う。
- 学校からCOEが届きます。
- COEが届いてからビザの申請。
- 健康診断が求められる場合もあります。
- 移民局からの許可が下りる。
ビザ申請に必要な書類
- COE ※1
- OSHC ※2
- GTE ※3
- パスポート
- クレジットカード
※1COEとは、入学許可証 (Confirmation of Enrolment)のことです。
※2OSHCとは、海外留学生健康保険(Overseas Student Health Cover)のことです。
※3GTEとは、Genuine Temporary Entrantといいオーストラリアで留学目的をエッセイで提出が必要です。
通常の場合は、上記の書類があれば問題なくビザがおります。ただし、この方の場合は提出できるすべての書類を提出しました。
提出した追加書類は?
- 残高証明書(オーストラリアドルに換算した金額)
- 戸籍抄本(英語翻訳含む)
- アメリカの学生ビザが下りなかった時の証明書
- アメリカのビザが下りなかったことに対してのエッセイ(英文)
そして、GTEに関しては、英語が初心者の方でも自分の言葉で書いて頂きますが、この型の場合は日本語から英語に翻訳を依頼してしっかり伝わるものを準備してもらいました。
翻訳は実際にだれでもいいわけではなく「NATTI (National Accreditation Authority for Translators & Interpreters)」の資格を持つ方にお願いします。これは国家認定を受けた翻訳者の資格になり、移民局などに提出するときはNATTIの資格をお持ちの方に依頼するのがよろしいでしょう。
上記の追加書類が必要だったのか、提出しなくても下りたのかはわかりませんが、また許可が下りない場合はその後の申請が非常に複雑になってしまいます。そのため、はじめから出来る限りの提出できるものは準備されることをお勧め致します。

こちらの相談者の方は、無事に学生ビザがおりオーストラリア入国後も現地で学生ビザを延長されオーストラリア生活を満喫して頂いておりました。
ビザの手続きは、しっかりと提出物や質問にお答えいただければ何も怖がる必要のない手続きですので頑張ってください。
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